10月号「所感」

 

 今月の所感のご紹介となります。

*2023年10月号 所感 ********************

夏休みが終わりの頃、 TBSの 「ひるおび」 で【やっておけばよかった習い事】という特集が組まれていた。  書道は3位だった。  大人になって、 のし袋や、 人前で字を書かなくてはならない時に、 ちょっと恥ずかしい気持ちが芽生え、 もっと字をきれいに書けるようにした方が良かった!と感じる方が大半なのではと思う。  実は進路や仕事に役立つ習い事として 「書道」 はとても人生の選択に必要であることを会員諸氏には感じてもらいたい。  その選択において、 一部の小学校受験、 中学校受験、 ならびに中学校以上になると必ず内申書を提出する。 最近は大学受験も推薦入試が多くなり、 自己PRやどんなことに取り組んできたか大学にPR出来る内申書が重要になってきているようだ。  さらには就職活動で 「ガクチカ」 と言われる時代でもある。  書道は全国大会に出場しているスポーツや、 英検、 数検、 漢検のようにポイントは高くはないだろう。 しかし生徒から聞く言葉は自分が取り組んできたことを記入欄にとにかく書き、 学校の先生や、 就職先の面接官にアピールするために、 今までの実績を教えてほしいという生徒が増えてきたということだ。  我が日本書鏡院がほんの少しお手伝いが出来ることと言えば、 日本書鏡院展の入賞履歴、 並びに段級も生徒達は書類に書ける。  教室に来て競書を提出するだけの習い事として捉えるのではなく、 実はこういった展覧会の出品が、 進路にも役立っているということを支部長始め、 会員諸氏にも知ってもらいたい。  書道においての受賞歴が一人の生徒の人生を決めると言っても過言ではない。  仕事に役立った習い事でも 「書道」 は重宝されている。  今のようなデジタル社会でも、 のし袋の宛名を書いたり、 芳名帳に記入したり、 会議のホワイトボードで書いたり、 頼まれることがあるだろう。  パソコンの時代になってきたとしても、 そんな時代だからこそ書道を習い続けてきた結果として、 自分の長所として、 是非活用してほしい、 そしてみんなから頼られてほしい。  小生は指導しているすべての生徒に人生の選択が来た時に、 この書道を習ってきて良かったと思ってもらえることが指導していく上での一つとして考えている。  書道というのは勉強から得られない、 集中力が高まり、 忍耐力がつき、 人間形成や、 メンタルの成長を促す習い事だと強く思う。 そして何よりも一つの習い事をずっと続けたことで、 自分の経験値として、 そのものが役に立ったと思えるのではないか。  楽しいことばかりではない習い事を、 続けた経験が忍耐力を育み、 その後の人生の選択にも影響があった、 ということを色々な場面でお話すると色々な方が興味を示してくれるのではないだろうか。   「会員諸氏それぞれの人生の選択の時に 「書道」 を習ってきたことにより、 良い方向へ向かってもらうように見守り、 そして手助けしていきたいと考える。

*(耕史記)****************************