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8月号「所感」

展覧会に向けての、会長の想いをご紹介いたします。 *2020年8月号 所感  ******************** このたびの九州を中心とする豪雨災害で亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともにご遺族と被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。    日本書鏡院には長崎の大村市・佐世保市に支部があり、九州各地でも個人で通信で学ばれている方もいるので東京よりとても心配をしていたが、支部の先生方より幸い被害がなかったと連絡がきて安心した。  地球温暖化により想定しない災害がここのところ起きているが、会員一同くれぐれも日々を大事に過ごしていただきたいことを切に願う。    日毎に増加していくコロナ感染者人数の速報を見るにつけ心が悼む日々を過ごしている。 今日も最多の224名という人数が飛び込んできた。  解除されたとはいえ、もう社会生活を止めることは厳しいことが、このコロナ禍の間に、 書に関わる色々な方にお話を聞いて実感している。   表具屋…展覧会の中止・延期で表装の仕事がまったくなくなった。   搬入・搬出業者…展覧会・講演などが軒並み中止になり休業に追い込まれた。   書道具屋…外出自粛に伴いお店まで足を運ぶ方が激減し、 高齢の方はインターネットを使用できない方が多いため、売り上げが減少した。   諸先生方…公共施設など、カルチャースクールや公民館などで指導している先生方は完全に休業状態に陥り、 仕事を休まざるを得ない。    書に関わる人々の為に、この危機を日本書鏡院としていかに協力し乗り越えていかれるか。  それは微力ながらでも秋に行われる日本書鏡院展を成功させることである。  こんなときだからこそ、皆さまにお願いしたいことがある。  今年の日本書鏡院展の作品作りにおいては、 書に関わる全ての方を手助けするつもりで、 「一人だけの密の時間」を有効に使い9月25日の締め切りに向けて、会員諸氏で全力取り組んでほしいことを願う。  会員諸氏の心意気で、 全ての業者の方々に仕事としてのやりがいを与えることができる。  さて展覧会に出品したことがない会員諸氏の中には、 展覧会の作品作りは、 大変でお金がかかるからと躊躇してしまう場合もあるだろう。  このような事を踏まえ…  1 毎月の条幅出品の延長のつも