5月号「所感」

 

   今月の所感のご紹介となります。

*2023年5月号 所感 ********************

 前回募集した文字のおくりものの授業を無事に終えることが出来た。  豊橋から来てくれた生徒さん、 わざわざ会社をお休みにして授業に参加してくれた生徒さん。  春休みの機会で参加してくれた大学生、 お孫さんが同世代にいる生徒さん、 本当に様々な方が一日先生となって授業を行ってくれた。  周りを見渡すと一生懸命に生徒に指導している姿を見て、 誰しもが立派な指導者として活躍していた。  終わったあと、 初めて授業を受け持った先生方から感想を聞くと、 「貴重な体験をありがとうございました」 「指導することの喜びを感じられた」 「子供達がとても素直でかわいかった」 などたくさんの言葉を寄せられた事に、 改めてこの授業は生徒だけではない、 私達の方も書道に取り組んでいる意義を感じられるイベントだと再認識した。  今回の文字のおくりものの授業を依頼してくださった校長先生より、 直筆のお手紙を一人ずつにいただいた。 その中から抜粋して会員の皆様へお届けをしたいと思う。 ~抜粋~ 出来上がった作品を観た教員たちが驚嘆の声を発していました。  何よりも子供達自身が自分の力に驚き、 そして大きな自信を感じたようです。 生徒全員の字が美しく輝いていました。  先生方のお導きがなれけば引き出せない子ども達の力の表れでした。  感謝の思いが尽きません。  校長先生はコロナ禍のなか苦しい思いをした子どもたちが卒業をする前に、 何か良き思い出を作ってもらいたいという、 温かな気持ちが 「文字のおくりもの」 の授業を実現させたのである。  この思いを胸に小生も行動あるのみと、 後日品川区教育員会に出向いた。  教育長にお会いすることができ、 今回の 「文字のおくりもの」 の授業を説明した上で、 品川区を拠点として随時他の地域にも拡げていきたいお話をさせていただいた。  教育長も一度ご覧になっていることもあり、 是非なにかあればお力添えしたいというお言葉をいただいたので、 これを機に学校のイベントの一つとして一校ずつ増やしていきたいと考えている。  今の教員はテレビでも報道されている通り、 仕事の負担が多いのが現状である。  この 「文字のおくりもの」 を行うにあたり、 教師のご協力は必要であり、 また教員の方々のご意見を聴いたらご賛同戴けるとおもう。  もし他の地域で学校関係にお知り合いのいる方、 またPTAで活動している会員諸氏、 小生が一緒に出向いて説明をさせて頂くことは可能なので、 一校でも多くの学校で書道の普及にご協力いただける方は是非ご連絡を頂きたい。  また日本書鏡院としては、 「文字のおくりもの」 の先生を育て、 一人でも多くの方にこの体験を通して書に向き合ってほしい。  人に教える喜び、 人と繋がる幸せ、 人を大切にする心も磨かれていくと小生は思う。  今回定員に達してしまい、 出来なかった生徒の皆様、 次回は是非参加してみたいと思う会員諸氏がいましたら、 是非ご連絡を頂き、 会員一同で一緒に盛り上げていきたい。  四月二日は筆供養が晴天の中行われ、 子供の参加も約十名出席しており、 賑やかな筆供養だった。  今回のお焚き上げで思ったことは、 あの焦げ臭い匂いや、 炎を見ることが今まで経験したことがない子供がほとんどだった。 風の向きで煙が流れる方向や本物の火の怖さなど実体験出来たことは子供達にとってとてもいい経験だったと思う。 来年は是非自分の生徒にもこの経験をさせてみたいという支部がいたら是非ご参加いただきたいと思う。  その後三年ぶりの支部長会議が行われ、 約六十名の参加のもと久しぶりに顔を合わせた。  皆さんなかなかお会い出来ていなかった支部長などもいたので、 本当に楽しく会話に華が咲いていた。  皆様のご意見をもとにさらなる日本書鏡院の発展の為に、 引き続き精進していく所存である。

*(耕史記)****************************