9月号「所感」
今月の所感のご紹介となります。 *2026年9月号 所感 ******************** 書を通じて広がる、 世界とのつながり。 先日、 品川の地でラクロス女子世界大会が開催され、 世界16カ国から選手や関係者が集まり、 熱戦が繰り広げられた。 ラクロスという競技をご存じでしょうか。 ラクロスは、 先端に網のついた 「クロス」 と呼ばれるスティックでボールを操り、 相手ゴールにシュートを決めて得点を競うスポーツです。 スピード感あふれる展開と、 選手同士の激しい攻防が魅力で、 華麗なパス回しや巧みなボールコントロールが繰り広げられます。 そして、 ラクロスは次回のロサンゼルス五輪での実施競技にも認定され、 今後ますます世界的な注目を集める競技となることでしょう。 今回我々は、 会場の一角で、 選手や関係者の方々に向け、 名前を漢字に当てはめて団扇に書くなど、 書を通じた交流の機会をいただいた。 自分の名前が漢字になり、 それを目の前で書いてもらうという体験を、 海外の方々は大変喜んでくださった。 同じブースでは折り紙体験も行われた。 日本ならではの伝統文化に触れていただくことが出来、 言葉が十分に通じなくても、 書や折り紙を介すことで、 自然と笑顔が生まれ、 心が通い合う。 日本文化の素晴らしさを、 改めて感じるひとときとなった。 今回は開催間際の依頼であったため、 当院からは、 日頃よりインバウンド向けの体験会などで活躍してくださっている 会員の皆様にご協力をお願いした。 急なお願いにもかかわらず、 快く力を貸してくださり、 盛況のうちに無事終えることができた。 この場をお借りして、 改めて心より感謝を申し上げたい。 中でも、 アルゼンチンやプエルトリコの皆様からは大変な好評をいただき、 漢字を書くという日本独自の文化が、 国境を越えて人の心をつなぐ力を持っていることを実感出来た。 書というものは、 机に向かって静かに取り組むだけではないのかと。 今回のように、 実際に人前で書く経験を重ねることで、 次第に自信を持って筆を運べるようになるのだと。 上手に書くことだけが、 すべてではありません。 柔らかな筆をどのように使うのか。 どのような姿勢で筆を持つのか。 そして、 人前でも堂々と振る舞い、 自分の書を相手に届け...