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2月所感と、新年会のご報告

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立春とは申しますが、まだ寒さ厳しき日が続いております。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 今月は、2月号所感のご紹介と、令和初となる新年会のご報告をいたします。 *2020年2月号 所感  ******************************************************* この年末年始は、 プロゴルファーの渋野日向子さんを見なかった日があっただろうか。 ほぼ毎日のように、 テレビやSNSにたくさん登場していたのを覚えている。渋野選手は 小さいころから書道を習ってきていたと、 公の場で話をしているのをよく見かける。 ある日、 たくさんの報道陣のフラッシュの前で渋野選手が、 平然と書道を書いていたのが 映っていた。 きっと心が乱れ、 筆先が狂うのではないかと心配したが、 大舞台で楽しそうに 書いていたのである。 スポーツ選手は常に集中力が絶対的に必要であるが、 実は書道で集中力が培われている ことを皆さんご存じだろうか。   真っ白な半紙に一筆目をどこに下ろそうか。 自分の名前の最後の一文字まで油断は できない。 早く書き終えて楽になりたい、 思わず力 を抜きたくなるときもある。 そんな自分の気持ちや心の乱れが筆に現れるのである。 ここで書けないと納得いくまで何度 でも書き直す。 静かな空間の中で、 ゆったりとした時間と共に、 文字を通して自分と向き合う ことができるのが、 書道なのである。   これは我が日本書鏡院のホームページに掲載している一文である。   小生はこの一連の流れが、 集中力を身に付ける大事なプロセスなのではないかと考える。   ただすぐに集中力がつくかと言ったら、 それはなかなか難しい。 今の時代結果だけを追い 求めがちであるが、 一画ずつ丁寧に向き合う地道さが、 集中力を養う大事な近道なのでは ないか。 きっと書道の世界では当たり前のことであるが、 この当たり前の事をごく普通に大勢の前で 集中しながら全く動じることなく、 実力を発揮する渋野選手は幼少から書道に触れてきたから こその賜物であると考える。   さらに西武ライオンズの山川穂高選手も書道経験者で、 とても素敵な作品を見たことがある。 きっと渋野選手や山川選手はバッターボックスに立つ集中力、 カップインする...

年始のご挨拶と、1月の所感

新年明けましておめでとうございます! 皆さまには、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。 また、旧年中は皆さまからのご支援、ご厚情を賜り、ありがとうございます。 本年も引き続き、よろしくお願いいたします。 早速ですが、新年一回目の所感のご紹介をさせて頂きます。 *2020年1月号 所感  *************************   新年明けましておめでとうございます。 令和時代として初めてのお正月を迎えます。 旧年中は、日本書鏡院の運営にご協力いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。  会長に就任してから二年半が経ち今年は子年、御嶽山の夏期講習会は五十一回を、 そして日本書鏡院展に於ては六十一回目を迎える。新たなスタートとして進化が問われる 年となる。 日本書鏡院は、創設者長谷川耕南が四十年余の書道人生をかけ、会員諸氏のために、 書き遺した素晴らしいお手本を元に研鑽できることである。昭和五十二年に他界、四十年 以上の歳月が経ち、直接手ほどきを受けられた諸先生、会員がいる傍ら、そういう方々を 探すことすら難しくなってきており、現在指導されている先生方でも直接、生前の祖父耕南 に会ったことすらない方々が増えきているのが現状である。 展覧会が還暦を迎え、暦も一巡りしたことで今一度、長谷川耕南の字を会員一同でひも といて行こうではないか。 長谷川耕南の字がどれだけ明快で温雅で隙のない完成されたものであるか。 「耕南の教え」を後世に伝えるという使命。 それを旨に日々筆をとり続けていきたい。  八日、当院の顧問を永年努めて下さった元国務大臣の高鳥修先生のお別れの会に 新潟まで参じた。数々の要職に就かれ日本国の為にご尽力され、令和元年十月に 正三位に叙せられた。 安倍首相が葬儀委員長を務められ厳粛に執り行われた。茶道、書道に精通され、 ドイツ語も堪能であったようである。父が九段宿舎の朝稽古に出向いているときからの 永いお付き合いである。  とにかくお酒が好きで、二人で両国にお酒を呑みに行ったのが昨日のことのようで ある。  ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。 *(耕史記)****************************...

12月号「所感」

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今年も残り1カ月となりました。 今月は、日本書鏡院展への会長の想いが詰まった所感となります。 *2019年12月号 所感  ************************* 第六十回記念日本書鏡院展を無事に終えた。会員諸氏には展覧会を盛り上げていただき 感謝の気持ちで一杯である。 この写真はまだ院展が始まって間もないころのだろうか。柔らかさの中にも力強い学生の作品、 今も活躍されている先生方の若かりし頃が時代を感じさせる。 六十年目の展覧会は今年で人間でいえば還暦を迎えたことになる。また新たな還暦に向けた 一年がはじまる。来年は十干十二支では庚子(かのえね)の歳であり、庚子(かのえね)を「こうし」 と読めば、来年からは耕史(こうし)の歳になるのだから頑張れ、と激励されたのが印象に残って いる。 今まで積み重ねてきた伝統を確立していくために会員一人一人と向き合い会員ファーストの庚子 (かのえね)の歳を迎えていきたいと考えている。 今年の展覧会では九十歳以上の出品車のネームプレートに金色のリボンをつけて、その下には 年齢を記載させていただいた。 審査員室に年齢を感じさせない広瀬先生、宮永先生の圧巻な作品を始め、九十歳、九十二歳、 九十六歳、最高齢は百二歳の仮名の作品など十人以上の方が出品してくださった。 実に幼稚園生から百二歳までと、一世紀の方々が思い思いに表現した作品が一同に飾られた 当院の節目の展覧会を誇りに思うのである。 参観された方々からも刺激、パワーをいただいたという声を多くいただき、ある八十九歳女性の 方からも自分も九十歳に向けて作品づくりに邁進していくと言うお話をいただいた。 小生は出品者のすべての方々への労いとともに、感銘を受けたのは記憶に新しい。 今後当院が目指していく方向性を伝えていくならば、次の還暦に向けて初心に戻り、初代長谷川 耕南の字を皆でひも解いていきたいと考える。 現在の会員の多くの方々は、直接耕南の教えを受けた方が少なくなってきているが、ここでもう 一度、耕南の字の魅力を再認識していただきたい。 *(耕史記)*********************************** 十二月号優秀作品は、 こちら

第60回記念日本書鏡院展のご報告

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記念すべき第60回となった今年は下は幼稚園生、上は102歳と幅広い年齢層に渡り、数多くの 出品となりました。 名誉会長の作品を囲んで、名誉会長(右)、会長(左)と会長ご子息(中)での記念撮影  参与である衆議院議員 谷田川元先生の作品を囲んで、谷田川元先生(右)と会長(左)     1000点もの作品が並ぶ会場の様子          学生部優秀作品の一部      元気いっぱい幼稚園生の作品      書道体験の様子  

11月号「所感」のご報告

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今年も残り2カ月となりました。 今月の所感は、日本書鏡院と皇宮警察とのご縁についてのお話となります。 *2019年11月号 所感  ************************* この書鏡誌が届く頃、10月22日「即位礼正殿の儀」が行われる。 ちょうどこの所感を書いている頃、パレードのリハーサルがあったのだが、警視庁、 白バイの 中に 皇宮警察の護衛官達の姿もあった。 この皇宮警察学校と日本書鏡院とは、じつに長いご縁があるのである。 皇宮警察とは、天皇皇后両陛下をはじめ、皇室の方々をお護りするのが役目である。 先日TBSのワイドショーでも「祝賀御列の儀」に向けての猛暑の中、皇居内での盾を 持ちながらの ランニング、柔道など職務や訓練に励む姿が護衛官の1日として放映されていた。 新人皇宮護衛官は、普段の法律や警察の規則などの授業を受ける他、詩吟や華道、茶道など 皇室に仕える者として、伝統文化の素養を身に付けることもとても大切なのである。 その皇宮護衛官の伝統文化を身につける素養の一つとして書道があり、我が日本書鏡院が お手伝いさせていただいている。 創設者長谷川耕南より現在も前会長耕生が、皇宮警察学校の書道講師として、延べ50年以上 皇宮護衛官に書道の文化に触れ合ってもらうために指導している。 九月号の方で写真の掲載をさせて頂いたが、この度日本書鏡院名誉会長である耕生が 約40年に わたり皇宮警察学校にて指導してきた事が評価され、受賞の運びとなった。 この警察協力賞とは、特に顕著な功労があると認められる警察部外者に対して、警察庁長官 から 授与される記章であり、警察における民間人への最高位の表彰となる。 父の姿を見ながらいつも思うこと、それは無欲で、飾らず、小生が突き進めていくことに背中を 押してくれることである。時間に厳しく、せっかちであることは会員諸氏に語るまでもないだろう。 こだわりがありそうで実は何も考えていないことが多 く、ゆったりと流れる1日を硯と向き合うこ が、 父にとって最高の歓びではなかろうかと思う。 偉大な父を持った、父耕生は、度重なる重圧に 負けず、影でどんなにか比較されてもめげること なく、今日の日本書鏡院を継続してきた事を 小生は息子として誇りに思うのである。 地道に礎を築きあげ、今ここに六...

第60回記念 日本書鏡院展開催のお知らせ

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第60回、日本書鏡院展を上野、東京都美術館で開催致し ます。 期間は、2019年10月24日(木)から、2019年 10月30日(水)まで、 入場は9:30〜17:00ま で(最終日は14:00まで)となっております。 是非お越し下さい。

10月【所感】

すっかり秋を感られるようになりました。 今月の所感では、会長の御嶽山夏期講習会の感想、想いをご紹介しております。 *2019年10月号 所感  ******************************************************* 第50回御嶽山夏期講習会を令和元年8月23日より25日までの二泊三日を無事に終えた。 例年にない爽やかな日和で参加された114名の会員の方々に とって、書に向き合う素晴らしい 環境であったことであろ う。   御岳山頂の境内には本殿、拝殿をはじめ数々の神を祀るお社があり、関東一円の人々よ り 古くから信仰され、武蔵国 を守ってきた天空の神社であ る。この天空の神社に、長谷川耕南の 石碑を始め、名誉会長である耕生が揮毫した、畠山重忠像の由来、沿革も飾られている。 そして小生も遥拜所、大祭の命柱を揮毫したものが、その境内に記されているが、今年もまた、 令和に入り本殿の一番近くの灯籠を献 灯させていただいた。 長谷川家にとって、そして日本書鏡院の会員諸氏にとって も御岳山は切っても切れないご縁を いただいており、常に神様に守られているといつも じている。会員諸氏の皆さんも日本書鏡院の 会員である限り、御岳山に守られているということを、感じてほしい。 さて今年は節目の講習会とい うこともあり、開講式よりイ ベントを盛り込んだ。 御岳山の講習会が始まった5 0年前の原点にもどり、講習会の参加者と御岳山にお住いの方々 を招いて、日本浪曲協会前会長 澤孝子氏による浪曲を披露していただいた。 御岳山という神聖なる場所で、澤前会長の熱気と生徒さんたちの興奮の余韻が今でも記憶に 鮮明に覚えている。このような素敵な開講式に花を添えていただいた、澤前会長には感謝の 気持 ちでいっぱいである。 さらに以前、会員の方々に募集した「誠]のTシャツを講 習会にご参加の方々へ、 記念品として お渡しをした。 「誠」を揮毫された川口支部 の竹下和泉氏、露葉支部の三上葉琇氏には改めて おめでと うございますとお伝えをしたい。 またこの企画に応募して下さ った会員の皆さまにも 心から御礼を申し上げる次第である。 同じTシャツを着て臨んだ講習会は、指導者、会員の枠を 越えて団結感を感じることが出来...