1月号「所感」

今月の所感のご紹介となります。 

 *2024年1月号 所感 ******************** 
明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 
年を重ねるごとに、 一年が過ぎるのが早いと感じます。

昨年は65回を迎えることが出来た日本書鏡院展、その中で行われたウクライナ避難民の方に向けた書道体験・五年ぶりに開催した御岳山講習・多くの事がありましたが、会員諸氏の温かいご支援とご協力のおかげで、 無事に活動を進めることが出来た。

 11月に行われた理事会では 
「若い人に譲るべき時期が来ているのではないか」「指導者として次の世代の指導者に技術や経験の機会を与えてほしい」 といった意見があり、 私達の活動を次世代へと繋げていくためには、重要なテーマであることが理事の先生方にも認識されており胸をなでおろした。

現在の私達の組織は長年活動してきた諸先生方が中心となり運営してきたが、今後は積極的に書道に携わろうとしている新進気鋭の先生たちとも融合し協力していかなければ、 日本書鏡院のこれからの発展はないだろう。
そのため、 小生は若手 (20代から) が挑戦できる場を提供するとともに、 指導者としての輝かしい場所をどんどん皆さんに提供していきたいと考えている。

指導者は、 単に技術や知識を伝えるだけでなく、 支部という形で運営を行い、 地域の中でコミュニティを築く役割を担っている。 支部は、指導者がその経験を生かし、 自らの人生を心豊かにする場であると同時に、 高齢期において大切な 「つながり」 を提供する場でもある。
多くの方が 「誰かとともに活動できる場」 を求めており、 支部という存在がそのニーズを満たしているのは間違いないだろう
しかし、 時代が変わる中で、 これまでのやり方を続けるだけでは限界があるのも事実である。 支部運営においては、次の世代を見据えた体制づくりが必要であると考えている。 また、 支部を立ち上げ、 地域で根付かせていくには、本部の積極的なサポートも不可欠だ。 本部として、 指導者たちが活動を円滑に進められるよう支援し、
各支部のコミュニティが継続的に成長する仕組みを整えることが、 今後ますます求められるだろう。

支部運営が個人の負担に偏らないよう、 運営の効率化を目指した体制を整える必要が不可欠である。 本部として、具体的な指針やサポートを提供し、 支部長が孤立しない仕組みづくりを進めていきたい。
これらを通じて、 本部と支部、 そして会員一人ひとりが協力し合いながら、 これからの時代に適した組織運営を実現していきたいと考えている

 *(耕史記)****************************