1月号「所感」
今月の所感のご紹介となります。
*2024年1月号 所感 ********************
明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 日本書鏡院会長としての長谷川耕史。 個人として書家として活動している長谷川耕史。 今年からはいよいよ日本書鏡院としての活動が多くなりそうだ。 ただ日本書鏡院の活動が会員全員に伝わり、 全員が誰でも参加方式を取っているかというと、 残念ながら会員全体に伝わっていないのが現状である。 それはなぜか。 「発信力」 が足りないのだ。 今現在本部と会員がつながる唯一の手段、 「月刊誌」。毎月同じような内容でどれだけの会員が見てくれているだろうか。 自分の名前や写真版の掲載している部分しか見ていない方が大半だと推測する。この月刊誌を上手く発信元として今年は活用していきたい。 一昨年の個展で、 「品川に書道教室があったなんて知らなかったわ」 これをどれほど聞かされてきたか。 90年も続く書道団体であるのに、小生は一体今まで日本書鏡院としてどれだけPRしてきたのだろうか。 「認知度」 がとにかく低いのだ。 日本書鏡院としては一年間にこれだけのイベントがあるにもかかわらず、 日々の仕事に毎日追われ発信を怠ってきたように思う。一人でも多くの方に認知度を高めて、 最終的には日本書鏡院の会員として誇りをもてるような団体にしていくことが小生の使命であると考える。
一月 四年ぶりの新年会 「着物を着て参加させていただきます。」 「久しぶりに他の支部の皆さんと顔を合わせたい」 「受賞した方をお祝いしたい」 という声が上がっている。 また 「一人で不安ですが大丈夫でしょうか?」 という声もある。 安心してほしい。 全力でサポートさせていただく。
四月 筆供養 江戸時代から日本で続く伝統行事であるこの 「筆供養」 を、 一人でも多くの方にご参加いただきたい。筆を提供してくれている動物への感謝とこれからの書道上達を願うことが筆供養の意義である。 学生部の生徒にも参加していただき、 自身が使用した筆を供養してほしい。 今年は書鏡院にとどまらずSNSでも発信していきたいと考える。 まずは、 支部長からの発信はとても重要であるので、 皆様方へのお声がけををお願いしたい。
五月 第40回日本書鏡院選抜展 40年という節目の記念展。 今年はただ出品者というだけではなく、 一人一人が作家として作品を提示できるような定義を再度考えていく必要性があろうかと思う。
八月 御岳山夏期講習会 四年ぶりの開催で着々と準備は進んでいるが、 御岳山へ行ったことも、 この行事すら聞いたこともない会員もたくさんいるだろう。こちらも月刊誌を通して、 どのような取り組みをしているか三日間のお稽古の流れなども、 これから掲載していきたいと考える。
十月 第65回日本書鏡院展 今年はいよいよ記念展になる。 今から企画をちゃんと練って実現できるようにしていきたいと考える。 以上、 100年を迎えるにあたっての第一歩。 日々の仕事に追われることなく多面的な部分から見てもらい、それを最初から否定から入ることなく、 たくさんの人々のご意見に耳を傾け、 日本書鏡院の発展に力を注いでいきたいと考える。
*(耕史記)****************************