9月号「所感」

今月の所感のご紹介となります。

*2022年9月号 所感 ********************

 会員諸氏の皆様お元気にお過ごしでしょうか。  七月二十日にコロナ感染をした。 すっかり元気になったが、 五日間、自宅でもがき苦しんだ。 喉の違和感を感じてから40度近い発熱があり、 直ぐに抗原検査にて陽性。 寝たきりの生活になり父の寝たきりがどれだけ辛いことかと痛感した日々だった。 日頃の生活と少し違うだけで、 人はバランスを崩してしまうことも今回の感染により痛感した。 医療従事をされている病院の先生が、 忙しい中小生の容態をチェックしに毎日電話での診療を続けてくれた。 家族とも共に生活をしていたが上手に隔離をしてくれたおかげで家庭内感染も免れることが出来た。 お弟子さんも含めて多くの方々にご迷惑をかけた10日間であった。 どこかで自分自身は罹患しないという根拠のない自信があったことは言うまでもなく、 反省している。  今秋に控えた日本書鏡院展の作品制作は順調に進んでいるだろうか。
一年に一度の発表であるからこそ、 日頃の地道な研鑽の成果を表していただきたい。  まだ展覧会に出品されていない方も積極的に参加いただくことを望んでいる。 参加することにより書道に対して新たな気づきが見えてくるだろう。 初めの一歩を踏み出すことを切に望んでいる。  締め切りまで一ヶ月を切ったところであるが、 最後のひと踏ん張りを期待している。  今年は四年ぶりに個展の機会をいただけた。
品川区民憲章制定40周年記念の品川区民芸術祭2022である。
十月十五日 (土) より十一月二十三日 (水) の会期で大崎にあるO美術館で開催する。 会期中は無休で10時から18時30分まで開場している。 百坪強ある会場を今まで取り組んできたこと、 発表してきたことを中心にお披露目をさせていただく。 多くの新作も今回の為に仕上げた。 どんな展開になるか楽しみと不安とが交錯する日々であるが、 日本書鏡院と長谷川耕史を知っていただく貴重な機会となるだろう。 今とはきっと感染者が減ってきている時期になることと思うので、 会員諸氏には是非とも大崎のO美術館に参じていただきたい。 宜しくお願い致します。

*(耕史記)****************************