1月号「所感」
今月の所感は、新たな年への想い、予定のご紹介となります。
*2022年1月号 所感 ********************
新年明けましておめでとうございます。
会員諸氏にとりまして本年が素晴らしい年になりますことを心より願っております。
今年は寅年であり、 日本全体が勢い良く動き出す年になっていくことを願う。
収束が見えてきたコロナ禍からの呪縛から解放されると思っていた。
そんな矢先にオミクロン株が台頭してきたことは、
先行の不安が拭えず、 残念ながら来年の新年会の再延期を余儀なくされた。 会員同士の再会、
他支部との交流が出来る新年会を楽しみにされていた会員も多かったことと察するが中止せざるを得ず、 苦渋の決断となった。 皆様方と一堂に集い、 マスクを外して高らかに笑える日が待ち遠しい。
二年前からのコロナ禍で支部や会員同士の交流がなかなかできていないこともずっと心残りになっている。
ニュース・報道でも、 色々な機会や場において交流の機会が減って、 なかなか家族以外との交流の為に、 家から出るきっかけがなくなったとも伝えられている。 そんな時に飛び込んだイチロー選手の高校訪問だ。 自分の足で出向き、 選手の目の前で体・言葉で指導し、 伝えていく。 これは小生にとって、 今もっとも必要で大切なことだと気づかされた。 昨年はオンラインでの授業も少しずつだが指導をしており、 マンツーマンということもあって、 それぞれの生徒の成長は著しく上がり、 一緒の空間にいなくても成長できる過程もみてきている。 それでも実際の先生の筆使い・筆裁き・リズム・息遣いを目に焼き付けることは貴重な時間であり、 自分の作品に向き合う時に、 頭の片隅に先生のその場面が浮かぶはずだろう。 そんな中で私が今出来る事。 今年の目標として小生は緊急事態宣言解除もあり支部交流・会員交流を積極的に行い、 お邪魔していこうと思っている。 まずは支部一同で、 私がタイトルを揮毫した映画の鑑賞をしてくださった熊谷支部に、 トップバッターとして訪問する予定である。 その後は順次支部長様にご連絡して、 交流を図りたい。 その際は支部長の皆様どうぞよろしくお願い致します。 書道にとって昨年は明るいニュースも飛び込んできた。 担い手不足や感染拡大による影響が懸念される無形の文化財を保護していこうと新たに設けられた 「登録無形文化財」 に、 「書道」 が初めて登録されることになった。 「書道」 については、 高度に美的な表現を創出してきたとしたうえで、 江戸時代には伝統的な書法が広く受け入れられたとして、 生活文化における歴史的な意義とともに芸術的な価値が高いと評価している。 これを機に書道の存在価値があがり、 一人でも多くの方に始めてもらえたらと思う。 そのためには、 小生は会員諸氏が少しでも 「書」 が楽しい、 好きでいられることを手助けできるようにより一層邁進してきたいと考える。 習い事が多様化している現在であってもこの文化財になった 「書道」 はこれからも不変のものでなければならない。*(耕史記)****************************