2月所感と、新年会のご報告

立春とは申しますが、まだ寒さ厳しき日が続いております。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

新年になり、早1か月。平成最後というキーワードを耳にしない日はありません。
日本書鏡院でも先日、平成最後となる新年会が執り行われました。

新年会の様子をご報告させていただく前に、書鏡2月号所感をご紹介させていただきます。

*2019年2月号 所感  *******************************************************

平成最後の初詣。
元旦は御嶽山へと足を運んだ。ここ数年天気に恵まれ本堂から澄み渡った景色を見て、会員諸氏が
健康に創作活動が出来るよう、代表して健筆を祈願し、今年もまた新たな決意をしたところである。

今年は先般お伝えした第50回御嶽山講習会、第60回日本書鏡院展が控えている。
5月の選抜展も含めて、無事に終えることが私の使命だと考える。

初詣を元旦に終えると、2日、3日は本部のすぐ近くの国道15号が、箱根駅伝で盛り上がる。
駅伝が終わった次の日以降もいろいろなテレビ局で箱根駅伝の特集を組まれるほど、賑わっていた。
いつもなら私の日課は1区と10区を走る選手達を応援する為に沿道に行くのだが、今年は思い切って
足を伸ばし、福岡へと出かけた。

福岡へ向かう途中、早朝だったこともあり、静岡上空で富士山を見ることが出来た。
順光で綺麗な青空と、白い帽子のように雪が覆い、火口までもがはっきりとした富士山を上空から
眺めることができた。
この果てしない空に向かって、思わず筆をとって、青空中に自分の作品をいっぱいにしたいと
そんな感情にかられたのを思い出す。
今回の目的は福岡県にある学問の神様で有名な太宰府天満宮の参拝であった。
太宰府天満宮は、「学問・至誠・厄除けの神様」として、参拝者が年間1000万人以上国内外から
訪れているというのである。

菅原道真公は、日本の発展の為に誠心誠意尽くされ、多くの人から尊敬され、生涯一貫して、「誠」
を尽くされた。この清らかな心、生き方が共感され、たくさんの方が来訪されている。
(太宰府天満宮HPより)

小生といえば、会長に就任した際会員諸氏に贈った言葉が「至誠」である。
至誠とは「きわめて誠実なこと。またその心。」という意味だ。
かねてより至誠の神様でもある太宰府天満宮に訪れたいと思っていたのである。
それは日本書鏡院にとっても「誠」の文字がとても縁が深く、また「書の三聖」の一人と称えられる
ほど菅原道真は達筆だったということで、「書の神様」とも言われている。
御嶽山とはまた違う気持ちで、「書」「至誠」「誠」と小生にまつわる太宰府天満宮に、身の引き締まる
思いを感じながら参拝することができた。

帰りに書のお守りを購入し、駅までの参道では、今回は混雑をしていて断念したが、国立競技場設計者、
建築家の隈研吾氏により設計された、木組み構造のデザインで出来ている「スターバックス」の店舗を
間近に見ることが出来た。
木組み構造のなか、コーヒーの香りに包まれるのも良さそうだ。
梅ヶ枝餅を片手に太宰府天満宮を後にした。

会員諸氏の皆様も三聖が祀られている太宰府天満宮にも機会をつくって足を運んでみるのもいかがだろうか。

*(耕史記)*********************************************************************


会長の所感を拝読していたら、正月の澄み渡る青空が頭の中に広がりました。
青空って思い浮かべるだけで、何とも言えず清々しい気持ちになりますよね。
さて、そんな清々しい気持ちになったところで、新年会のご報告をさせて頂きます。

お正月と同様澄み渡る青空の1月27日(日)

今年30周年を迎えたロイヤルパークホテル。
会長の長谷川耕史が、30周年記念ロゴ「粋」の揮毫のご依頼をいただいたご縁もあり、ロイヤルパークホテルさんを
会場にさせていただきました。

ご来賓の諸先生方のお言葉、エネルギー溢れる出席者の唄から、たくさんの力を頂き新年会を終えることができました。