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第61回 日本書鏡院展のご案内及びコロナ感染拡大防止対策について

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    第61回、日本書鏡院展を上野、東京都美術館で開催致し ます。 期間は、2020年10月24日(土)から、2020年 10月30日(金)まで、 入場は9:30〜17:00ま で(最終日は14:00まで)となっております。   下記の通り、コロナ感染拡大防止対策を行いお待ちしております。   ●東京都美術館での感染防止対策 ※入館時に非接触型温度計による体温測定を実施します。  ※館内に手指消毒液、 液体石鹸を設置します。  ※館内の清掃、 消毒を徹底します。  ※館内は空調システム等により外気を取り組み十分な換気を行います。  ●日本書鏡院としての感染防止対策 ※来館者、 出品者の手洗いの徹底、マスクの着用、手指のアルコール消毒。  ※来館日時について把握、 記録の為、 東京版新型見守りサービス及び、 入場券に住所、 氏名、 電話番号を記入 (個人情報の為、 保健所、 東京都、 国へ提出する際だけの使用となります。)  ※受付などの対面が予想される場所へのアルコール消毒液の設置、アクリル板の設置、並びに複数の人が触れる場所で使用する物品をこまめに消毒をする。  ※作品リスト等の配布物の手渡しを行わない。  ※密にならないよう鑑賞ルートを徹底する。  ※会期中、 休憩室の使用はなるべく使用しない。 使用の場合は対人間隔を確保し、 大声での会話を禁ずる。  ※ゴミ回収は手袋、 マスクを着用し事後に手洗い、 手指消毒を徹底する。  ※お茶出しはしない。 お菓子は小分け包装にする。  ※事務室などの扉や窓は開け、 定期的な換気を行う。  

10月号「所感」

今月は臨書課題への取り組みについての会長の想いをご紹介いたします。 *2020年10月号 所感  ********************   日々東京のコロナ感染者の数に一喜一憂する日が日常の光景になった。 コロナ感染に気をつけながら共に仕事、 生活をすることが当たり前になってきた。 会員の皆々様はいかがお過ごしでしょうか。 四月号で書道は一人で密になれる時間が持てる。こんなときだからこそ臨書に臨んでほしいと提案をしてきた。 毎月の競書を審査するにあたり、臨書作品のレベルの差を高段者の位で歴然と感じるのである。 原本と同じように書くことを心掛けているだろうか。 作品と原本を一枚書き上げるごとに検証することが肝要である。 臨書をするときに、 会員諸氏はどんなスタンスで臨んでいるだろうか。ここ何ヵ月か審査をしていて、 ただ課題を出せばいいという感じを受けたのが実状である。 臨書はお手本と同じように再現することである。 お手本の見方、 捉え方は皆それぞれに違いがある。 何度書いても似ても似つかなかったり、 曹全碑がどうやったら同じように書けるかを考えるにあたり、 原始的なやり方ではあるが、 双鉤填墨にて字の周りを縁取って書いてみるのはいかがだろうか。 コピーのない時代に後世に字を継承していくときの手法であり誠に理にかなったやり方である。また模写をすることも臨書の意義からは決して外れていないように感じている。 書き手の息吹を写しながら感じることが出来るのではないだろうか。ただ初めから模写をするのはいかがだろうかと感じている。 現在の臨書課題の曹全碑は、清らかで流れ出るような波磔と緊密な点画の構成に特徴のある典型的な八分で洗練された美しさを持っている。 今は隷書の臨書課題になっているが、書体にこだわらず、色々な古碑、古法帖を今後、取り入れていきたいと思っている。 臨書から、 自分の筆法を習得して、 創作の作品に繋げていただきたい。 期待している。 *(耕史記)**************************** 令和二年九月号 千字文課題『浮渭據涇宮殿』 楷書 https://youtu.be/K0KbeI6oZcI 行書 https://youtu.be/9wE95Li1U08 草書 https://youtu.be/QCtgbBerIek 令和二年九